鎧を着ている女たち

ちょっと前のことになりますが、卒業以来会っていない高校時代の友人にバッタリ会った時のことです。

久しぶりだね、ということで、私と、その子(A子)、それにもう一人、同級生のB子と晩御飯でも食べようということになりました。
私はその2人ともと疎遠になっていたのですが、
A子とB子は今でも時々会っているらしく、B子もちょうど仕事が休みだから呼ぼう、ということでB子を呼んでくれました。

店を決め、B子とはその店で待ち合わせることにし、私とA子の2人で車でその店まで移動しました。
「で、○○は結婚してるの?」
さんざん現在の仕事や生活について話した後に、口火を切ったのは、A子でした。
いくら、昔仲が良かったとはいえ、もう10年近く会っていないその間、お互いのライフスタイルの変化から、気が合わなくなってしまうことはよくあることです。
特に、「未婚」か「既婚」かによって、話す話題には気を使います。
ここで「未婚」か「既婚」かハッキリさせておくことは、昔から気遣いのうまいA子らしいなと思いました。

「してないよ。」
そう私が言うと、
「私もしてない。っていうか全然する気ないし、あり得ないよね」
と、まくし立てました。私はちょっと圧倒されて、
「…うん、まぁね。」
となんとなく同意しておきました。

やがて店でB子とも合流し、しばらく会っていなかったことが嘘のように、学生時代のままの女3人の井田端会議が始まりました。
やがてトークも温まってきた頃、今度また別の同級生が今年結婚するという話になりました。
「っていうかさぁー、やっぱ結婚したいよねー。」
ここで口火を切ったのは、昔から素直で裏のない性格の、B子でした。
A子は、いつも会っているB子がいて安心したからか、
「だよねー」
と深く頷きました。
さっきまで「結婚したくない」と言っていたのに?

それから話が進むと、A子の彼氏は36歳で、最近付き合い始めたばかりで、結婚を意識したりもするけど、なかなか難しそうでもあるということがわかりました。
私はA子のことを、言ってることが違う、素直じゃない、なんて思いません。
とてもよくわかる。
自分のことをよく知らない人に、結婚についてとやかく言われるのは、ウザイです。
特に、付き合っている人がいると、「その人と結婚するの?しないの?」とよく聞かれます。「わかるかー!」
だから、「私は結婚したくない女」という鎧を着て、デリケートなその問題を、触れられないように守るのです。

そしてこれはその後からわかったのですが、
私も知っている、A子の幼馴染のC子が最近結婚したらしいのです。
C子は噂話の好きな、ちょっと下世話なタイプ。
高校時代、まだ彼氏は欲しくないというA子に、無理やり男を紹介し、
「A子のこと、友達としてならいいけど、女としては見れないんだってー」とわざわざ報告し、
周りの人にも言いふらしていたっけ。
もしかしたら、そのC子にまた、
「結婚っていいわよー、なんでまだ結婚しないのー?」
と、散々気持ちをえぐられていたのかも知れません。
あくまで私の予想ですが。

さて、その1ヶ月後、再びA子と会うと、その彼とは別れたということでした。
その時A子から出た名言、

「やっぱり36歳で結婚してないだけのことはあるわ」

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